ドライマウス
【ドライマウスにご用心】
お口の乾きは病気かも…?
近年、口の乾きや唾液が出ないといったドライマウス(口腔乾燥症)を訴える人が増えています。ドライマウスを放置すると、むし歯、歯周病、口臭などが悪化し、お口の健康が損なわれます。
【ドライマウスの判定は?】
安静時と刺激時の唾液分泌量を測定して判定します。
■ 安静時唾液
1.5ml/15分間(15分間の唾液量)以下
成人における正常な安静時分泌量は約3ml / 10分
■ 刺激時唾液
10ml/10分間(ガムを噛んだときの唾液量)以下
【症状として】
■ 嚥下障害(クッキーやクラッカーなど水分の少ない食品が飲み込めないなど)
■ 味覚障害
■ 口の中のねばねば感
■ 夜間のお口の乾燥状態
■ 口内炎、口角炎
■ 舌苔の付着増加
■ 口臭
■ 入れ歯の装着時の痛みなど
【ドライマウスの原因は】
- 薬の服用(高血圧、心疾患、免疫が働かない病気などで薬を常用)
- ストレス
- 口呼吸(口を開けていると唾液が蒸発します)
- 加齢による唾液分泌機能の低下
- シェーグレン症候群(シェーグレン症候群とは、自己免疫疾患の一種で、唾液腺の唾液分泌を障害、涙腺の涙分泌などを障害する。40~60歳の中年女性に多く発症する。)
【ドライマウスの対策は】
■ 口呼吸が原因の場合は鼻呼吸になるように対処する。(口呼吸のカテゴリー参照して下さい)
■ まめに水分を補給
■ 保湿剤でお口の乾燥を防ぐ
■薬の副作用が原因の場合、 飲むお薬の種類、量について医科の先生と相談
■シェーグレン症候群の場合、 唾液分泌促進薬や漢方薬などの服用
ドライマウス危険度チェック
□ 口で呼吸している
□ 噛めない、うまく飲み込めない
□ 口の中がカラカラ、ネバネバ
□ 舌がひび割れて痛い
□ 忙しい、飲酒の機会が多い
□ 歯磨きをしているのにむし歯や歯周病になる
□ 食べ物の味がしない、味覚が変わった
□ のどが詰まった感じがする
□ 口臭が強くなった
□ 舌がからまり話しにくい
□ 薬を常用している
上のリストで3つ以上当てはまる人は要注意です
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