口腔カンジダ症
お口のカビによる感染症
抵抗力が衰えたときに重症化します。
最近、口内炎や舌に赤いポツポツが繰り返しでき、痛みや違和感などを訴える方が増えています。
これは、口の中に棲んでいるカビの一種カンジダ菌に感染したために起こる口腔カンジダ症です。
口腔カンジダ症の様々な症状
偽膜性カンジダ症
口や唇の内側に乳白色の苔のようなものができます。白いところの下は赤くなっています。
萎縮性カンジダ症
義歯(入れ歯)の下の粘膜などによく見られます。白くなった部分の下は赤くただれ、とても痛みます。
肥厚性カンジダ症
さらに症状が進み、白い部分は固く板状になります。
●どんなときになるの?
私たちの口の中には、様々な微生物(菌)が棲みついていますが、カンジダ菌もそうです。カビ(真菌類)の仲間で、元気なときには唾液や体の抵抗力によって何も悪さをしません。
しかし、疲労やストレス、病気などによる体力の低下や、抵抗力のない老人や乳児などは、お口の中のバランスが崩れてカンジダ菌が増殖し、感染を起こしてしまいます。
また、抗菌剤を長期に服用しているような人も感染しやすいです。
★治療法とケア
■治療には真菌を駆除するお薬を使います。
■丁寧に歯磨きやうがいをします。
■義歯(入れ歯)使用の方は、しっかりと清掃しましょう。
■唾液には抗菌洗浄作用があります。規則的な食事をし、お口を清潔に保ちましょう。
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