骨粗しょう症と歯科治療
歯科治療と骨粗しょう症治療を安全に受けるために
ビスフォスフォネート(BP)製剤と副作用
骨粗しょう症の治療を受ける際、ビスフォスフォネート(BP)製剤を服用
している患者さんの中に、歯科治療後に重大な合併症を起こすケースが
あると報告されています。
これは、ビスフォスフォネート(BP)製剤の副作用によるものです。
ビスフォスフォネート製剤とは?
骨がスカスカになる骨粗しょう症の治療薬で、骨が溶けるのを抑え骨の量
を増やす効果があります。
がんの骨転移治療や多発性骨髄腫(たはつせいこつずいしゅ)などの
治療にも使われているお薬です。
■日本で使用されているビスフォスフォネート(BP)製剤の飲み薬
ボナロン・ベネット・ダイドロネル・フォサマック・アクトネルなど
歯科治療を受ける際の副作用
- 顎の骨が腐る
- 歯の神経の炎症が起こる
- 感染症が重くなる など
抜歯、歯周外科手術、インプラントの埋め込み手術などの
外科手術後に上記の副作用が発生しやすいため、必要な歯科
治療が受けられません。
※注射薬の方が飲み薬より副作用が強く現れます。
安全に医療を受けるためにも、骨粗しょう症治療を開始する
前に、必要な歯科治療は終わらせようにしておきましょう。
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